産経新聞社様 産経東京印刷センター「千鳥工場」
2008年2月13日、産経新聞東京本社の産経東京印刷センター「千鳥工場」(千葉県浦安市)の竣工・始動式が行われました。この工場は、フジサンケイグループの中核企業である、産業経済新聞社(略:産経新聞社)の75周年の節目としてスタートした、紙面フルカラー化を支える印刷拠点となる重要なプロジェクトでした。
そのプロジェクトの一翼を担ったのが、弊社建設チームです。4年前のプロジェクト立ち上げ当初から関わり、設計段階のコンサルから竣工にいたるまで多岐にわたる取り組みを担当者の声を交えてご紹介します。

▲ 設計〜施工までの歩み
→現場の要望を1つ1つ拾い上げ、設計に反映させていく。
このプロジェクトの構想が立ち上がったのは、今から4年前。工場建設に適した土地情報を集めるところからスタートしました。候補に上がった土地の地方から、新聞社の要望に合う物件を選別し、現地視察にも同行、役所に赴き法規チェックもお手伝いしました。より高い性能を持った「印刷機」を、効率的に工場内レイアウトするために、数ヶ月にわたり、何百ものレイアウト案を練り上げました。実際に工場本体施工のスケジュールとそれら印刷機設置のためスケジュールの工期を調整するのも大変な作業でした。
▲ 工場設備のポイント
→工場は24時間稼動、見学ゾーンも備えた最新鋭の工場。
千鳥工場は1時間に最高9万部を印刷できる最新の輪転機6セットを導入しています。4月にはフル稼働する見通しです。地域や学校からの見学者にも対応してガラス張りの公開ゾーンを設置。省エネにも配慮した環境に優しい工場となっています。
また、すぐ目の前に広がる東京湾から受ける塩害を防ぐため、輪転機スペースは全て無窓空間の構造となっていますが、一転して共用スペースでは、閉塞感を感じさせぬよう周囲の眺望を有効に取り入れた設計となっています。
▲ 設計監理の難しさ
→現場スタッフの力量を活かし、顧客の満足度を上げる。
今回のケースは、基本計画の段階から設計監理全般という、多くの経験と知識をフル活用することが必要でした。とりわけ、工場を建てて終了ではなく、そこに設置する印刷機が全てフル稼働し、無事新聞が仕上がるまで気の抜けない仕事です。さらに現在の印刷工場では無人化(オートメーション化)が進んでおり、最初の印刷機の配置ひとつにしても現場での微妙な調整が必要でした。その難しい局面を打開するには、やはり熟練した現場スタッフのノウハウをいかに引き出し、反映させるかが重要です。
毎日毎日休むことのない新聞社。その印刷工場のプロジェクトはまさに心臓部にあたるもの。設計監理の業務も延期の許されない厳しい仕事でした。しかしながら、これまでの経験・実績により、多彩なメディアを展開する産経新聞社にまた新たな拠点が誕生しました。
弊社は東京のほかにも関東近郊の各工場、また関西地区の工場設計・施工にも関わっております。
フジサンケイグループの一員として、また設計・施工の専門家として、これからも様々なご要望にお応えしてまいります。
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